本文へスキップ

カカオノキとは?

かかおのき

カカオノキとは、中央アメリカ原産のアオイ科の常緑樹で、その種子(カカオ豆)がチョコレートやコーヒーに使われるカカオの原料となる重要な熱帯植物です。

カカオノキ(学名:Theobroma cacao)は、もともと中央アメリカ南アメリカ北部の熱帯雨林を原産とするアオイ科(旧ステルクリア科)の常緑高木です。現在は西アフリカ・東南アジアなど熱帯各地で広く栽培されており、世界的に重要な農業作物のひとつとなっています。

カカオノキの最大の特徴は、幹や太い枝に直接実がなる「幹生果」という現象です。カカオポッドと呼ばれる楕円形の果実は長さ15〜30センチほどで、熟すと黄色・橙色・赤色などに変化します。果実の中には白い果肉(パルプ)に包まれた種子(カカオ豆)が20〜50粒入っており、この豆が発酵・乾燥・焙煎の工程を経てカカオマスやカカオバター、ヴァローナなどのチョコレート原料になります。

栽培と用途の特徴は以下の通りです。

  • 赤道を中心とした「カカオベルト」と呼ばれる熱帯地域でのみ栽培可能
  • 高温多湿な環境と適度な日陰を好む
  • 収穫した豆を発酵・乾燥させた後、チョコレート工場へ出荷する
  • カカオパルプはそのまま食べたり、ジュースに加工したりもされる

カカオの学名「Theobroma(テオブロマ)」はギリシャ語で「神々の食べ物」を意味し、古代マヤ・アステカ文明ではカカオが神聖な飲み物として儀礼に用いられていました。現代ではチョコレート産業の根幹を支える植物として、その持続可能な栽培が世界的な課題となっています。

使い方・例文

チョコレートの製造工程を解説する教材では、カカオノキの幹に直接実るカカオポッドの写真が掲載され、そこから豆を取り出して発酵・焙煎する様子が紹介されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語