カイロ宣言とは?
かいろせんげん
カイロ宣言とは、1943年11月に米英中の首脳が署名した宣言で、日本に対する戦争目的と戦後の領土処理方針を示した重要な文書です。
カイロ宣言(Cairo Declaration)とは、1943年(昭和18年)11月27日にエジプトのカイロで、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領、イギリスのウィンストン・チャーチル首相、中華民国の蒋介石総統が会談した結果として発表された共同声明(宣言)です。
宣言の主な内容は以下の通りです。
- 三国は日本に対して、領土的野心を持たずに戦争を継続すること
- 日本が第一次世界大戦以降に奪取・占領した太平洋の島嶼を剥奪すること
- 満洲・台湾・澎湖諸島を中華民国に返還すること
- 朝鮮を「適切な時期(in due course)」に独立させること
カイロ宣言それ自体は法的な条約ではなく政治的な宣言の性格を持ちますが、翌1945年のポツダム宣言に「カイロ宣言の条項は履行されなければならない」と明記されたことで、戦後秩序の基礎の一つとなりました。
現在でも台湾の地位や朝鮮の独立条件に関する解釈問題と絡んで言及されることがあり、東アジアの戦後国際秩序を考える上で今日でも重要な歴史文書とされています。
使い方・例文
第二次世界大戦の終結過程や戦後の領土処理を学ぶ際に、ポツダム宣言とあわせてカイロ宣言が言及されます。また台湾問題の歴史的背景を説明する文脈でも引用されます。
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