カイザーとは?
かいざー
カイザーとは、古代ローマのカエサルに由来するドイツ語の皇帝称号で、神聖ローマ帝国やドイツ帝国の君主が用いました。
カイザー(Kaiser)は、古代ローマの政治家・将軍ユリウス・カエサル(Caesar)の名前に由来するドイツ語の称号で、「皇帝」を意味します。ラテン語のカエサルがドイツ語圏で音変化してカイザーになったとされています。
歴史的には、主に二つの文脈で用いられます。第一は神聖ローマ帝国(962〜1806年)の皇帝です。神聖ローマ皇帝はローマ教皇から戴冠を受ける「西欧世界の盟主」という性格を持ちましたが、実態は諸侯の連合体であり、君主権は限定的でした。
第二はドイツ帝国(1871〜1918年)の皇帝で、こちらは普仏戦争の勝利によってビスマルクが主導してドイツを統一した後に成立した近代国家の元首です。ヴィルヘルム1世、フリードリヒ3世、ヴィルヘルム2世の3代が続き、第一次世界大戦の敗北によって1918年にヴィルヘルム2世が退位し、帝政が廃止されました。
カイザーという語はロシアの「ツァーリ」とともに、カエサルという一人物の名前が世界各地で君主号として定着した珍しい例として知られています。
使い方・例文
「第一次世界大戦末期、ドイツのカイザー・ヴィルヘルム2世はオランダへ亡命し、帝政ドイツは崩壊してワイマール共和国が誕生した。」
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