オニオコゼ科とは?
おにおこぜか
オニオコゼ科とは、カサゴ目に属する海水魚の分類群で、強力な毒棘を持つことで知られる魚の仲間です。
オニオコゼ科(学名:Synanceiidae)は、スズキ目カサゴ亜目に分類される海水魚の科で、世界の熱帯・亜熱帯の浅海に分布しています。英語では「Stonefishes」とも呼ばれ、その名の通り岩や砂に擬態する能力に優れています。
最大の特徴は、背びれの棘に強力な毒腺を持つことです。オニダルマオコゼ(Synanceia verrucosa)は世界で最も毒性の強い魚のひとつとして知られており、刺されると激しい痛みや組織壊死を起こし、重篤な場合には死亡することもあります。毒成分にはタンパク質毒素が含まれ、熱に弱い性質があります。
体は外見上、岩や珊瑚、海藻に酷似した形状・色彩を持ち、海底にじっと身を潜めて待ち伏せ型の捕食を行います。日本近海にはオニオコゼ(Inimicus japonicus)が生息し、観賞魚・食用魚としても利用されますが、取り扱いには十分な注意が必要です。
釣りや磯遊びで誤って触れる事故が発生することから、海辺のレジャーにおいて注意が必要な生物として広く認識されています。刺傷時には患部を熱湯に浸けることが応急処置として有効とされています。
使い方・例文
海水浴や釣りの際、砂泥底や岩礁帯でオニオコゼ科の魚に誤って足を踏み入れたり手で触れたりすることで刺傷事故が起きるため、海辺での注意喚起の文脈でよく登場します。
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