オデュッセウスとは?
おでゅっせうす
オデュッセウスとは、古代ギリシア神話・叙事詩に登場する知恵と弁舌に優れたイタケー王で、トロイア戦争後の長い帰還の旅で知られる英雄です。
オデュッセウス(Odysseus)は、古代ギリシアの叙事詩『オデュッセイア』(ホメロス作とされる)の主人公であり、トロイア戦争に参加したギリシア側の英雄の一人です。イタケー島の王として統治し、妻ペネロペー、息子テレマコスと離れて長年の放浪の末に帰還する姿が描かれます。
オデュッセウスの最大の特徴は知恵と策略にあります。力よりも機知を武器とする英雄として描かれ、トロイアの木馬のアイデアを考案したのも彼とされています。ローマ神話ではウリクセス(Ulixes)と呼ばれました。
『オデュッセイア』は、トロイア陥落後に故郷へ戻るまでの10年間の冒険を描いた叙事詩で、以下のような有名なエピソードが含まれます。
- キュクロプス(一眼の巨人)ポリュペーモスとの対決
- 魔女キルケーによる部下の変身とその解呪
- 冥界での死者との対話
- セイレーンの歌声を聞きながら通過する場面
- 帰還後、求婚者たちを弓で退治し妻を取り戻す結末
オデュッセウスの物語は西洋文学・思想において「旅」と「帰還」の原型として長く影響を与え続けており、ジョイスの小説『ユリシーズ』など近現代の作品にも引き継がれています。
使い方・例文
「まるでオデュッセウスのような試練の連続だ」という表現のように、長く困難な旅や逆境を知恵で乗り越える人物のたとえとして使われます。
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