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ネロとは?

ねろ

ネロとは、紀元54年から68年にかけローマ帝国を統治した第5代皇帝で、暴政・芸術への傾倒・キリスト教迫害などで歴史に名を刻んだ皇帝です。

ネロ(Nero、37〜68年)は、ローマ帝国の第5代皇帝です。正式名称はネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクスユリウス=クラウディウス朝最後の皇帝として、その治世は後世に複雑な評価を残しています。

即位当初は摂政・政治顧問たちの影響を受け、比較的安定した統治が行われました。しかし親政に乗り出すと、母アグリッピナ・ミノル、妻オクタウィアの処刑など身内への粛清が相次ぎ、元老院との関係も悪化していきます。

64年にローマで大規模な火災(ローマ大火)が発生した際、ネロが放火を命じたという伝説は後世に広まりましたが、現代の史学ではその真偽は不明とされています。大火後にネロはキリスト教徒を放火の犯人として迫害し、使徒ペテロやパウロがこの時期に殉教したと伝えられています。

一方で、ネロは詩・音楽・演劇を愛した芸術家的な気質の持ち主でもあり、みずから舞台に立つことを好みました。これは当時のローマ貴族の規範には反するとみなされ、元老院や軍の不信を招く一因ともなりました。68年に反乱が起こると支持を失い、33歳で自害しました。

使い方・例文

「ネロ皇帝のような独裁者」という表現が、歴史や政治の文脈で暴君の象徴として使われるほか、ローマ史の授業やドラマの題材としても頻繁に登場します。

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