エンヴェル・パシャとは?
えんゔぇるぱしゃ
エンヴェル・パシャとは、オスマン帝国の軍人・政治家で、第一次世界大戦期に「三頭政治」の一角として帝国の実権を握り、中央同盟国側への参戦を主導した人物です。
エンヴェル・パシャ(Enver Pasha、1881〜1922年)は、オスマン帝国末期の軍人・政治家で、イスマイル・エンヴェルとも呼ばれます。青年トルコ人革命(1908年)を主導した統一と進歩委員会(CUP)の中心人物として台頭しました。
第一次世界大戦直前の時期、エンヴェルはタラート・パシャ、ジェマル・パシャとともにオスマン帝国を事実上支配する「三頭政治」を形成し、国防大臣として軍の全権を握りました。ドイツへの強い傾倒から、1914年にオスマン帝国を中央同盟国(ドイツ・オーストリア)側で参戦させる決断を主導しました。
戦争中の主な行動として以下が挙げられます。
- 1915年のカフカス遠征(サルカミシュの戦い)でロシア軍に壊滅的敗北を喫する
- アルメニア人虐殺の政治的責任者の一人とされる
- 汎トルコ主義・汎イスラム主義による中央アジア統一構想を抱く
1918年にオスマン帝国が敗戦すると国外に脱出し、最終的に中央アジアで反ソビエット運動(バスマチ運動)に身を投じ、1922年にソ連軍との戦闘で戦死しました。
使い方・例文
オスマン帝国の第一次世界大戦への参戦や、アルメニア人虐殺の歴史を解説する際に中心的人物として登場します。
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