エンルートレーダーとは?
えんるーとれーだー
エンルートレーダーとは、航空路上を飛行する航空機を広域にわたって追跡・管制するために使用される長距離の航空管制用一次・二次レーダーシステムのことです。
エンルートレーダー(英: en-route radar)とは、航空機が出発地から目的地へ向かう「航空路(エンルート)」の飛行フェーズにおいて、広い空域を対象として航空機の位置・高度・識別情報を把握し、管制業務を支援するためのレーダーシステムです。
エンルートレーダーは主に次の2種類のレーダーを組み合わせて運用されます。
- 一次レーダー(PSR: Primary Surveillance Radar):電波を発射して物体からの反射波を受信し、位置を把握する。機体側の協力装置は不要
- 二次レーダー(SSR: Secondary Surveillance Radar):機体に搭載されたトランスポンダーに質問電波を送り、コード・高度・識別情報などを返答させることで、より精密な情報を得る
空港周辺の短距離を担当するターミナルレーダーに対し、エンルートレーダーは数百キロメートル以上の広域をカバーするため、より長波長の電波を使用し、アンテナも大型です。日本では航空交通管制センター(ATCC)が全国の航空路を担当し、エンルートレーダーで得られた情報をもとに航空機の間隔維持・経路誘導を行います。
近年は衛星測位(ADS-B:自動従属監視放送)との組み合わせも進んでおり、レーダーの届きにくい洋上空域でも監視能力が向上しています。
使い方・例文
航空路上を巡航中の旅客機の位置は、エンルートレーダーによって数分ごとに更新され、管制官が複数の航空機の間隔を同時に監視しながら安全な飛行経路を確保しています。
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