エンドリソバクターとは?
えんどりそばくたー
エンドリソバクターとは、アメーバなどの原生生物の細胞内に寄生・共生する細菌の一種で、細胞内感染を引き起こすことで知られます。
エンドリソバクター(Endolissabacterもしくは関連属)は、細胞内寄生性を持つ細菌の一群です。主にアメーバ類などの原生生物を宿主とし、宿主細胞のリソソームや液胞の中に生息するという特殊な生態を持ちます。
通常、生物の細胞は外来の細菌を取り込むとリソソームと融合させ、消化・分解しようとします。しかしエンドリソバクターのような細胞内寄生細菌は、この消化機構を回避もしくは利用する仕組みを進化させ、宿主細胞の内部で生き延びることができます。
この性質は病原性細菌の研究において重要な意味を持ちます。レジオネラ菌や一部のマイコバクテリウムなど、ヒトに感染する病原菌も同様のメカニズムで細胞内に潜伏するため、エンドリソバクターのような環境細菌の研究がそれら病原体への理解を深める手がかりになります。
生態学的には、細菌と原生生物との相互作用の多様性を示す例として注目されており、共生・寄生の境界線を考察する上でも興味深い存在です。環境中のアメーバは細菌の「訓練場」として機能し、病原性の進化にも関わると考えられています。
使い方・例文
土壌や水中に生息するアメーバを研究する際に、その細胞内からエンドリソバクターが検出されることがあります。微生物生態学や感染症研究の文脈で登場します。
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