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エルサ・モランテとは?

えるさもらんて

エルサ・モランテは、20世紀イタリアを代表する女性小説家で、戦争と人間の尊厳を描いた『歴史』などで国際的な評価を得ました。

エルサ・モランテ(Elsa Morante、1912〜1985年)は、イタリアローマ出身の小説家・詩人です。独学で文学の道を歩み、20世紀イタリア文学の最も重要な作家のひとりとして認められています。

1948年に発表した長編小説アルトゥーロの島』でストレーガ賞(イタリア最高の文学賞のひとつ)を受賞し、一躍注目を集めました。この作品は、イタリア南部の孤島で育つ少年の成長と幻滅を詩的な文体で描いたものです。

最大の代表作は1974年発表の大長編小説『歴史(La Storia)』です。第二次世界大戦中のローマを舞台に、戦争・貧困・暴力に翻弄される庶民、とりわけひとりの女性と子どもの姿を通じて、歴史の巨大な暴力に抗う人間の尊厳を描きました。発表当初はベストセラーとなり、社会的・文学的論争を巻き起こしました。

モランテの文学は、叙事詩的な物語の豊かさと詩的な言語感覚を兼ね備えており、イタリア国内だけでなく世界的にも高い評価を受けています。また、夫であった作家アルベルト・モラヴィアとの関係も、イタリア文学史の中でよく語られます。

使い方・例文

「エルサ・モランテの『歴史』は、戦時下の名もなき人々の視点から世界史を問い直した作品として、イタリア文学の授業で必ず紹介されます」のように使われます。

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