エットレ・ソットサスとは?
えっとれそっとさす
エットレ・ソットサスは、イタリアの建築家・デザイナーで、1980年代の「メンフィス・グループ」を主導し、機能主義に反した遊び心あふれるポストモダンデザインを世界に発信しました。
エットレ・ソットサス(Ettore Sottsass、1917〜2007年)は、オーストリア・インスブルック生まれのイタリア人建築家・デザイナーです。トリノ工科大学で建築を学んだのち、ミラノを拠点に家具・陶芸・グラフィック・電子機器など幅広い領域でデザイン活動を展開しました。
オリベッティ社のデザイン顧問を長年務め、1969年のタイプライター「バレンタイン」は鮮やかな赤いボディで携帯型タイプライターのアイコンとなりました。また、1959年にはオリベッティ最初の商用コンピュータ「ELEA 9003」のデザインも手がけています。
ソットサスの業績の中で特に世界的な反響を呼んだのは、1981年に設立した「メンフィス・グループ」です。
- 幾何学的でカラフルな模様のラミネートを多用した家具
- 機能よりもコミュニケーションや感情を優先するデザイン哲学
- バウハウス以来の「形は機能に従う」原則への意図的な反発
- ポップカルチャー・サブカルチャーからの自由な引用
メンフィスのデザインは発表当時、既存のモダニズムに慣れたデザイン界に大きな衝撃を与えました。現在では1980年代のポストモダンデザインを象徴するムーブメントとして美術史に位置づけられており、ファッションやインテリア界に今も影響を与え続けています。
使い方・例文
インテリアデザインやプロダクトデザインの文脈で「あのカラフルで奇抜な家具はメンフィス・グループのソットサスのデザインだ」と紹介される場面で登場します。
この用語をシェア
最終更新: