エチオピア文字とは?
えちおぴあもじ
エチオピア文字とは、エチオピアやエリトリアで使われるゲエズ語由来の音節文字体系で、アフリカ独自の表記系として知られています。
エチオピア文字(またはゲエズ文字・エチオピア音節文字)は、エチオピアとエリトリアを中心に使用される音節文字(アブギダ)の体系です。古代セム語系のゲエズ語を表記するために発展し、現在はアムハラ語・ティグリニャ語・ティグレ語など多くの現代エチオピア系言語に広く使われています。
「アブギダ」とは、子音字を基本形として母音の違いを字形の変形によって表す文字体系の総称であり、エチオピア文字はその典型例です。各子音には7つの母音形があり、基本字と組み合わせて読みを変えるため、文字数は数百に及びます。
エチオピア文字の主な特徴は以下の通りです。
- 左から右へ横書きする(多くのアフロアジア語族言語と異なる)
- 子音ごとに7形の母音変形が存在する
- 固有の句読点・数字記号体系を持つ
- 古代から継続して使われてきた数少ない在来文字のひとつ
この文字体系は紀元前後に起源を持つとされ、アクスム王国の碑文や聖典の記録に用いられてきました。エチオピア正教会の典礼文書にも使われており、文化的・宗教的な意義も大きい文字です。現代でもアムハラ語はエチオピアの公用語として使われており、エチオピア文字は日常的に使用される生きた文字体系です。
使い方・例文
「エチオピアの紙幣や道路標識にはエチオピア文字とラテン文字が併記されている」ように、現地の行政・教育・文化全般の場面で登場します。
この用語をシェア
最終更新: