エクロジャイトとは?
えくろじゃいと
エクロジャイトは、地球深部の高温高圧環境で形成される変成岩で、赤色のざくろ石と緑色の輝石が特徴的な岩石です。
エクロジャイト(eclogite)は、高圧変成岩の一種で、地球のマントルに相当するほどの深部で形成される特殊な岩石です。玄武岩質の岩石が沈み込み帯で深部に引きずり込まれ、超高圧・高温の条件下で変成を受けることで生成されます。
最大の特徴は、その鉱物組み合わせにあります。赤色から橙赤色のざくろ石(パイロープ成分に富む)と緑色のオンファス輝石(ナトリウムを含むヒジェン輝石)の共生が、エクロジャイトを定義する主要な鉱物組み合わせです。この赤と緑のコントラストが非常に鮮やかで、美しい岩石として知られています。
形成条件としては、一般的に圧力が1.5〜3ギガパスカル(地下約50〜100km相当)以上、温度が数百度以上の環境とされます。さらに極端な条件では「超高圧変成岩」(UHP変成岩)となり、ダイヤモンドやコーサイト(高圧型石英)を含む場合もあります。
エクロジャイトはプレートテクトニクスの研究において重要で、過去の沈み込み帯の証拠を提供します。日本では三波川変成帯などで関連する高圧変成岩が知られています。地球内部のダイナミクスを解明する鍵となる岩石です。
使い方・例文
「プレートが沈み込んだ地域の露頭でエクロジャイトが発見されると、過去の深部沈み込みの証拠として地質学的に注目されます。」
この用語をシェア
最終更新: