エアポケットとは?
えあぽけっと
エアポケットとは、航空機が飛行中に突然急降下するほどの激しい下降気流に遭遇する現象で、乗客が浮き上がるほどの衝撃を伴うことがあります。
エアポケット(air pocket)とは、航空機が飛行中に局所的な下降気流(ダウンドラフト)の領域に入り込み、機体が急激に高度を失う現象を指す一般的な俗称です。気象学的・航空工学的には主に乱気流(タービュランス)の一形態として分類されます。
エアポケットが発生する主な原因には次のものがあります。
- 熱的対流:地表の温度差によって上昇・下降気流が不規則に生じる
- 山岳波:山脈を越えた気流が波状に乱れて下降流を形成する
- 晴天乱気流(CAT):ジェット気流の境界付近で雲がないにも関わらず発生する乱気流
- 積乱雲周辺の気流:雷雲の近くで発生する激しい上昇・下降気流
「エアポケット」という言葉はもともと空気が抜けた穴のような場所というイメージから来た俗語で、実際には気流の乱れが原因です。現代の航空機は気象レーダーや乱気流予測情報を活用し、できる限り乱気流域を回避するルートを選択します。また、シートベルト着用の義務づけや機体の強度設計によって安全性は大幅に向上しています。
パイロットは乱気流の強度を「軽微・中程度・強烈・極めて強烈」の4段階で評価し、機体への負荷と乗客の安全を総合的に判断します。
使い方・例文
夏の晴れた日の飛行で、地表の熱せられた空気が対流を起こしてエアポケットが生じやすく、飛行機が急に数十メートル降下して機内の荷物や飲み物が浮き上がることがあります。
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