ウズグモとは?
うずぐも
ウズグモとは、円形の渦巻き模様が特徴的な隠れ帯(ハブ)を巣の中央に作るクモの仲間です。
ウズグモは、クモ目ウズグモ科(Uloboridae)に属するクモの総称です。最大の特徴は、巣の中央に白い帯状の絹糸を渦巻き・ジグザグ・十字形などに組み上げた「隠れ帯(スタビリメントゥム)」を作る点にあります。この構造は英語で「stabilimentum」と呼ばれ、捕食者から身を隠す・紫外線を反射して昆虫を誘引する・巣を補強するなど、複数の仮説が提唱されていますが、正確な機能はまだ研究途上です。
ウズグモ科の種は毒腺を持たず、獲物を毒で麻痺させる代わりに大量の糸で厳重に包んで動きを封じるという独特の捕食方法を採ります。日本に生息する代表的な種としてウズグモ(Uloborus walckenaerius)やアシブトヒメグモなどが知られています。体長は数ミリメートルと小型で、草地・林縁・庭先など身近な環境に生息します。
隠れ帯を持つクモはウズグモのほかにもコガネグモ(Araneidae)などが知られており、これらは収斂進化の好例として昆虫学・行動生態学の研究対象となっています。毒腺を持たない点でペットや観察対象としても安全であり、自然観察の入門として親しまれています。
使い方・例文
田んぼや草むらで白い渦巻き模様が目立つ小さな巣を見かけたとき、その中央にじっとしているクモがウズグモです。理科の授業やビオトープ観察でもよく登場します。
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