ウスバカゲロウ科とは?
うすばかげろうか
ウスバカゲロウ科とは、薄く透明な翅を持つ脈翅目の昆虫の科で、砂地に落とし穴を作るアリジゴクの成虫として知られています。
ウスバカゲロウ科(Myrmeleontidae)は、脈翅目(アミメカゲロウ目)に属する昆虫の科です。成虫は体長3〜6センチメートル前後で、4枚の薄く透明な翅に細かい翅脈(しみゃく)が網目状に走り、トンボに似た外観を持ちます。しかし分類上はトンボとは全く異なるグループです。
この科が広く知られているのは、幼虫の「アリジゴク」と呼ばれる姿と習性のためです。アリジゴクは乾いた砂地にすり鉢状の穴を掘り、滑り落ちてきた小昆虫(特にアリ)を大顎で捕まえて体液を吸います。捕まれた獲物が逃げようとすると、砂を弾いて穴の壁を崩し逃げにくくする行動も知られています。
幼虫期は長く、食べ物が少ない環境でも長期間生き延びることができます。蛹(さなぎ)になる際には砂の中に繭を作り、完全変態を経て成虫になります。成虫の寿命は短く、夜行性で灯りに集まる習性があります。
世界に2,000種以上が知られており、乾燥した砂地や砂浜・庭の軒下などに生息します。日本ではウスバカゲロウ・クロコウスバカゲロウなどの種が見られます。
使い方・例文
神社の砂地や家の軒下のすり鉢状の小さな穴がアリジゴクの巣で、これがウスバカゲロウ科の幼虫です。子どもの自然観察でもよく取り上げられます。
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