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ウジェーヌ・ヴィオレ=ル=デュクとは?

うじぇーぬゔぃおれ=る=でゅく

ウジェーヌ・ヴィオレ=ル=デュクとは、19世紀フランスを代表する建築家・建築史家で、ゴシック建築の修復と理論化に尽力した人物です。

ウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ=ル=デュク(1814〜1879年)は、フランス建築家・理論家であり、中世ゴシック建築の研究と修復において近代建築史に大きな足跡を残しました。

パリに生まれた彼は、エコール・デ・ボザール(国立美術学校)への入学を拒否し、独学でイタリアやフランス各地を旅しながら中世建築を徹底的に調査しました。その実証的な姿勢が後の活動の基礎となります。

1840年代からは歴史家プロスペル・メリメのもとで歴史的建造物の修復に関わり、以下の著名な建築物の修復を指揮しました。

  • ノートルダム大聖堂(パリ)
  • カルカソンヌの城壁都市
  • ピエルフォン城
  • ヴェズレーのサント=マドレーヌ大聖堂

彼の修復哲学は「建物が本来あるべき完全な状態に戻す」というもので、一部の歴史家からは過剰な再創造として批判を受けましたが、その手法は当時の保存技術の水準を大きく引き上げました。理論面では主著『11〜16世紀フランス建築事典』や『建築講話』を著し、構造合理主義の立場からゴシック建築の力学的美を解き明かしました。この思想はのちの近代建築運動にも影響を与えています。

使い方・例文

「カルカソンヌの城壁はヴィオレ=ル=デュクが修復したことで知られ、現在もユネスコ世界遺産として多くの観光客が訪れます。」

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