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インプリマトゥーラとは?

いんぷりまとぅーら

インプリマトゥーラとは、絵画制作の初期段階でキャンバスや板に施す薄い色の下塗りのことで、画面全体のトーンを統一する効果があります。

インプリマトゥーラはイタリア語で「最初の刷り込み」を意味し、絵画制作において白い下地(ジェッソなど)の上にさらに施す薄い有色の下塗りを指します。完全な白地の上から描き始めるのではなく、あらかじめ色を付けることで画面全体に統一感を与える技法です。

インプリマトゥーラの主な効果は次の通りです。

  • 白地の眩しさを和らげ、絵の具の発色を調整しやすくする
  • 塗り残した部分がそのまま中間トーンとして機能する
  • 画面全体の色調統一(トーンの基調)をあらかじめ決める
  • 乾燥後に上から描く際の色の見え方をコントロールする

使われる色は作品の意図によって異なります。暖かみのある絵にはテラ・ローザ(赤土色)やバーントシエナ、落ち着いた雰囲気にはグレーや茶色系が選ばれることが多いです。古典的な油彩画では赤みがかった茶色(ボリ・ジェッソ)がよく使われました。

ルネサンスからバロック期の巨匠たちが積極的に活用したこの技法は、現代の写実絵画や古典的技法を学ぶ画家にも受け継がれています。薄く溶いた絵の具をグレーズ状に引くことで適切な透明感が得られます。

使い方・例文

油彩画を描く際に白キャンバスに薄いテラ・ローザを全面に刷いてからモデルを描き始める、という手順がインプリマトゥーラの典型的な使い方です。

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