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インノケンティウス3世とは?

いんのけんてぃうすさんせい

インノケンティウス3世は、中世カトリック教会の頂点に立ち、教皇権の絶頂期を現出させた13世紀初頭の最も強力な教皇です。

インノケンティウス3世(Innocentius III、1160/61年頃〜1216年)は、ローマ・カトリック教会の第176代教皇で、在位は1198年から1216年です。中世ヨーロッパにおいて教皇権が最も強大な力を持った時代を体現する人物として、歴史上きわめて重要な位置を占めています。

彼の権力基盤は、「教皇は霊的・世俗的権威の双方においてすべての君主の上位に立つ」という思想にありました。この主張のもと、イギリス国王ジョンやフランス国王フィリップ2世、神聖ローマ皇帝らとの対立において有利な立場を維持し、破門や聖務停止などの権限を駆使して各国の政治に深く介入しました。

主な業績としては、以下が挙げられます。

  • 第4回十字軍(1202〜1204年)の提唱と推進
  • アルビジョア十字軍の開始(カタリ派異端への弾圧)
  • 第4回ラテラン公会議(1215年)の開催
  • 修道会の発展支援(フランシスコ会・ドミニコ会の承認)

一方で、第4回十字軍がコンスタンティノープルを略奪した事件など、意図とは異なる結果を招いた側面もあります。神学・法学にも精通し、著作も残しており、中世ヨーロッパ史を語るうえで欠かせない人物です。

使い方・例文

「インノケンティウス3世の時代、教皇はヨーロッパ全土の君主を上回る権威を持つとされ、政治・宗教の双方に絶大な影響を与えました。」

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