インドシナ戦争とは?
いんどしなせんそう
インドシナ戦争とは、フランスの植民地支配に抵抗するベトナム独立運動が引き起こした戦争で、1954年のジュネーブ協定でフランスが敗北・撤退することで終結しました。
インドシナ戦争(第一次インドシナ戦争)は、1945年から1954年にかけて、フランス領インドシナ(現在のベトナム・ラオス・カンボジア)で戦われた独立戦争です。ホー・チ・ミン率いるベトミン(ベトナム独立同盟)がフランスに対して武装闘争を展開しました。
戦争の起源は第二次世界大戦終結直後にさかのぼります。1945年9月2日、ホー・チ・ミンはベトナム民主共和国の独立を宣言しましたが、フランスは植民地再支配を目指して軍事介入を開始し、1946年末に全面戦争へと発展しました。
戦局は当初フランスが有利でしたが、ベトミン軍は農村部に根拠地を築いたゲリラ戦で抵抗を続けました。転機となったのは1949年の中国共産党政権成立で、中国からの軍事支援を受けたベトミンは正規軍としての能力を高めていきました。
決定的な戦闘は1954年3月〜5月のディエンビエンフーの戦いで、フランス軍精鋭部隊がベトミンに包囲・撃破されました。この敗北を受けて同年7月にジュネーブ協定が締結され、北緯17度線を境にした南北分断が定められました。
インドシナ戦争の終結は、アジアにおけるフランス植民地帝国の崩壊を象徴するとともに、後のアメリカ介入とベトナム戦争(第二次インドシナ戦争)への直接的な布石となりました。
使い方・例文
冷戦史・脱植民地化・ベトナム戦争前史を学ぶ文脈で登場します。「ディエンビエンフーの戦いでフランスが敗れ、インドシナ戦争が終結した」という形でよく言及されます。
この用語をシェア
最終更新: