ホー・チ・ミンとは?
ほーちみん
ホー・チ・ミンとは、ベトナムの独立運動を指導した革命家・政治家で、ベトナム民主共和国(北ベトナム)の初代国家主席を務めた人物です。
ホー・チ・ミン(胡志明、1890〜1969年)は、フランス植民地支配とアメリカの介入に抗して、ベトナムの独立と統一を実現しようとした革命指導者・政治家である。「ホー・チ・ミン」は「啓蒙する者」を意味する革命名で、本名はグエン・シン・クンとされる。
フランス領インドシナのゲアン省(現在のベトナム中部)に生まれ、若くしてフランスに渡って独立運動に身を投じた。パリ講和会議(1919年)でベトナムの自治を訴えるも無視され、その後ソビエト連邦を訪問してマルクス・レーニン主義に傾倒し、インドシナ共産党(後のベトナム労働党)を創設した。
第二次世界大戦後の1945年に「ベトナム独立同盟会(ベトミン)」を率いて8月革命を起こし、ハノイでベトナム民主共和国の独立宣言を発表して初代国家主席兼首相に就任した。その後フランスとのインドシナ戦争(1946〜1954年)、アメリカとのベトナム戦争(1960年代〜)を戦い続けたが、1969年に南北統一の実現を見ることなく死去した。
死後、サイゴン(現ホーチミン市)に彼の名が冠され、現在もベトナムの「国父」として深く尊敬される存在である。
使い方・例文
「ホー・チ・ミンはベトナム戦争においてアメリカと対峙した指導者として語られる」というように、20世紀アジアの民族独立運動や冷戦史の文脈で登場することが多い人物です。
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