インターナショナル・スタイルとは?
いんたーなしょなる・すたいる
インターナショナル・スタイルとは、20世紀前半に成立した建築・デザインの様式で、装飾を排した機能主義・工業素材・開かれた空間構成を特徴とする国際的なモダニズム建築の潮流です。
インターナショナル・スタイル(International Style)は、1920〜30年代にヨーロッパで発展したモダニズム建築の様式を指す用語です。1932年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された建築展「モダン・アーキテクチャー:インターナショナル展」において、建築史家ヘンリー・ラッセル・ヒッチコックと建築家フィリップ・ジョンソンがその特徴を整理・命名したことで広く定着しました。
この様式の主な特徴としては以下が挙げられます。
- 装飾の完全な排除(「装飾は罪悪である」という機能主義の思想)
- 鉄骨・鉄筋コンクリート・ガラスなど工業的素材の積極的使用
- 水平に連続する帯状の窓と白い外壁
- 柱(ピロティ)で持ち上げられた開放的な一階部分
- フラットな屋根と幾何学的なフォルム
ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、ヴァルター・グロピウス(バウハウス)らが代表的な建築家として挙げられます。第二次世界大戦後には北米・日本など世界中に普及し、オフィスビル・集合住宅・公共施設の設計に大きな影響を与えました。後にポストモダン建築による反動も生じましたが、現代建築の基盤として今も参照されています。
使い方・例文
建築史や都市景観の解説で「ガラスと鉄骨の高層ビルに見られるインターナショナル・スタイルは、世界中の都市に同質的な景観をもたらした」と表現されます。
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