インスリン抵抗性とは?
いんすりんていこうせい
インスリン抵抗性とは、インスリンが分泌されているにもかかわらず細胞が十分に反応できず、血糖を適切に処理できない状態を指します。
インスリン抵抗性(insulin resistance)とは、膵臓からインスリンが正常に分泌されているにもかかわらず、筋肉・肝臓・脂肪組織などの標的細胞がインスリンの働きに対して十分に応答できない状態を指します。その結果、血糖を細胞内に取り込む効率が低下し、血糖値が高い状態が続きやすくなります。
通常、食後に血糖値が上昇すると膵臓のβ細胞がインスリンを分泌し、細胞表面のインスリン受容体に結合することでグルコースの取り込みが促進されます。インスリン抵抗性がある場合、この情報伝達経路がうまく機能せず、膵臓は不足を補おうとさらに多くのインスリンを分泌します。この「高インスリン血症」が続くと、最終的にβ細胞が疲弊して2型糖尿病を発症するリスクが高まります。
インスリン抵抗性を高める主な要因は以下のとおりです。
- 内臓脂肪の蓄積(特に腹部肥満)
- 運動不足と筋肉量の低下
- 高カロリー・高脂肪の食生活
- 睡眠不足・慢性的なストレス
- 加齢
インスリン抵抗性はメタボリックシンドロームの中心的な病態でもあり、高血圧・脂質異常症・動脈硬化とも密接に関連します。食事改善・有酸素運動・体重管理による生活習慣の見直しが最も基本的な改善策とされています。
使い方・例文
内臓脂肪が多い人や運動不足の人に「インスリン抵抗性が高い状態です」と医師から説明される場面や、糖尿病・メタボリックシンドロームの解説記事でよく登場する語です。
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