インク&ペイントとは?
いんくあんどぺいんと
インク&ペイントとは、伝統的なアニメーション制作で、線画をセル画に写し彩色する仕上げ工程のことです。
インク&ペイントとは、手描きによる伝統的なアニメーション制作工程のうち、原画・動画として描かれた線画をセル(透明なシート)に転写し、色を塗って仕上げる作業のことを指します。「インク(線を写す)」と「ペイント(色を塗る)」という二つの工程を合わせた呼び名です。
かつてのセルアニメーションでは、アニメーターが紙に描いた動画をもとに、専門の作業者がインク作業で線をセルの表面に写し取り、続いてペイント作業でセルの裏側からキャラクターや背景に指定された色を塗っていきました。この工程には多くの人手と時間がかかり、色を均一に塗るには熟練の技術が必要とされました。
1990年代以降、コンピューターによるデジタル彩色技術が普及すると、線をスキャンして取り込み、ソフトウェア上で着色するデジタルインク&ペイントが主流になりました。これにより作業効率が大きく向上し、色の修正や管理も容易になりました。伝統的な手作業のインク&ペイントは、現在では貴重な職人技として、アニメーション史を語るうえで欠かせない工程として位置づけられています。
使い方・例文
「昔のディズニー作品は、女性スタッフが中心となってインク&ペイントを手作業で行っていた」といった文脈で語られます。
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