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セルアニメーションとは?

せるあにめーしょん

透明なセルロイドのシートにキャラクターを描き、背景画と重ね撮影する従来の手描きアニメーション技法です。

セルアニメーション(cel animation)とは、透明なセルロイドまたは酢酸セルロース製のシート(セル)に絵を描き、その複数のセルを重ねて背景画の上に置いてカメラで一コマずつ撮影する、従来型の手描きアニメーション制作技法です。英語では「traditional animation」や「hand-drawn animation」とも呼ばれます。

制作工程の基本は次のとおりです。

  1. 原画師がキャラクターの動きの要となるポーズ(原画)を描く
  2. 動画師が原画と原画の間を補完する中割り(動画)を描く
  3. トレスマシンまたは手書きでセルに輪郭線を写す
  4. セルの裏面に不透明塗料で彩色する
  5. セルを背景画の上に重ねて一コマずつカメラ撮影する

セルアニメーションの長所は、背景とキャラクターを別々に管理できることです。背景は一枚の絵をシーン中ずっと使い、動くキャラクター部分のみセルを入れ替えることでコストと手間を省けました。一方で、セルの購入・保管コストや手作業の大変さが課題でした。

20世紀のアニメーション産業を支えた基幹技術ですが、1990年代以降はデジタル技術(CG・コンポジット)に置き換わり、現在では純粋なセルアニメーションはほぼ見られなくなっています。宮崎駿監督作品など日本のアニメが世界的に高く評価された時代は、まさにセルアニメーション全盛期でした。

使い方・例文

昭和のテレビアニメ制作では、毎週何千枚ものセルに絵を描いて彩色し、背景画の上に重ねて撮影するセルアニメーションが標準的な手法でした。

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