イワツバメとは?
いわつばめ
イワツバメとは、日本や東アジアに生息するツバメ科の鳥で、岩壁や橋梁などの垂直面に泥と唾液で作った巣を営むことで知られます。
イワツバメ(岩燕、学名 Delichon dasypus)は、スズメ目ツバメ科に属する渡り鳥で、日本では主に本州中部以北の山地や丘陵地帯で繁殖します。体長は約13センチメートルとツバメより一回り小さく、腰の白い部分が特徴的で飛翔中でも識別しやすい鳥です。尾羽はツバメほど長くなく、小型で丸みのある体形をしています。
名前の由来は岩壁(崖)に巣を作る習性から来ており、自然環境では渓谷・山岳の岩壁を営巣地とします。しかし人間の建造物にも適応しており、橋の裏側・高架下・トンネル入口・ダムの壁面などにも集団で巣を作ります。巣は泥と自らの唾液を混ぜた素材でお椀型または半球状に作られ、岩面や壁面に直接貼り付けられます。コロニー(集団繁殖地)を形成することが多く、同じ場所に毎年戻って営巣する傾向があります。
食性は飛翔昆虫食で、飛びながら空中の昆虫を捕まえます。春から夏にかけて日本で繁殖し、秋になると東南アジアへ渡って越冬します。ただし一部の個体は低地の温暖な地域で越冬することも知られています。
都市インフラへの営巣については、糞による汚れが問題となることもありますが、農業害虫を捕食する益鳥としての側面も評価されています。
使い方・例文
山岳路線の鉄道トンネルの出入口付近や、川にかかる古い橋の裏側でイワツバメのコロニーが見られることがあり、鳥類観察(バードウォッチング)の対象としても親しまれています。
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