イノモトソウとは?
いのもとそう
イノモトソウとは、日本各地の山野や道端に生育するイノモトソウ科のシダ植物で、やや乾いた斜面や石垣などでよく見られる身近な野生種です。
イノモトソウ(学名:Pteris multifida)は、イノモトソウ科イノモトソウ属に分類されるシダ植物で、アジアの温帯から亜熱帯にかけて広く分布しています。日本では本州中部以南から沖縄まで見られ、特に関東以西では人家の石垣や林縁の斜面などに普通に生育します。
葉は光沢のある濃い緑色で、羽状複葉の形態をとります。胞子嚢群(ソーラス)は葉の縁に沿って帯状に並び、これが本種の大きな特徴です。胞子で繁殖し、やや乾燥した環境でも生育できる強健な性質を持ちます。
近縁のホウライシダと混同されることがありますが、イノモトソウはより大型で葉の裂片が幅広く、石垣などのやや乾いた立地を好みます。
- 分類:イノモトソウ科イノモトソウ属
- 生育環境:石垣・林縁・路傍の斜面
- 分布:本州中部以南・四国・九州・沖縄・東アジア
- 特徴:葉縁に沿う帯状のソーラス
園芸的な利用は少ないですが、日本の雑草・野草研究や植物観察の対象として親しまれています。
使い方・例文
「植物観察会では、石垣の隙間から伸びるイノモトソウの光沢ある葉と縁に沿ったソーラス(胞子嚢の並び)を見て、シダの繁殖方法を学ぶ教材として用いられます。」
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