アーナンダとは?
あーなんだ
アーナンダとは、釈迦(ゴータマ・ブッダ)の十大弟子の一人で、約25年にわたり釈迦の侍者として常に側に仕え、その言葉を最もよく記憶していたとされる「多聞第一」の仏弟子です。
アーナンダ(阿難陀、阿難)は、釈迦牟尼仏(ゴータマ・ブッダ)の従弟にあたり、十大弟子の一人として数えられる重要な仏弟子です。サンスクリット語の「アーナンダ」は「歓喜・喜び」を意味します。
アーナンダは釈迦の侍者(個人秘書)として約25年間奉仕し、日常の世話から外来者の取り次ぎまで担いました。この長期間の密着により、彼は釈迦の説法を誰よりも多く直接聞いた弟子となりました。その記憶力は非凡で、「多聞第一」の称号を持ちます。
アーナンダが仏教史において特に重要なのは、釈迦の入滅(般涅槃)後の「第一結集」においてです。マガダ国の王舎城(ラージャグリハ)近くの洞窟に500人の比丘が集まり、釈迦の言葉を確認・整理する際、アーナンダが口頭で経典(スートラ)を誦じることで、釈迦の教えが集成されました。現在の仏典の冒頭に見られる「如是我聞(このように私は聞いた)」という定型句は、アーナンダの証言に由来するとされています。
また、アーナンダは女性の出家(比丘尼サンガの設立)を釈迦に請願したことでも知られています。当初釈迦は難色を示しましたが、アーナンダの重ねての懇願により実現したとされます。
アーナンダは釈迦の入滅後も長く生き、仏教の普及に努めたとされており、仏教の伝承と普及において欠かせない存在です。
使い方・例文
仏教の経典を学ぶとき、「如是我聞(このように私は聞いた)」という書き出しに出会うことがあります。この「我」とはアーナンダを指し、経典の出典と真実性を示す定型表現として用いられています。
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