アークトゥルスとは?
あーくとぅるす
アークトゥルスとは、うしかい座のα星で、北天で最も明るく夜空全体でも上位に入るオレンジ色の巨星です。
アークトゥルス(Arcturus)はうしかい座のα星で、北天(北半球で見える星空)において最も明るい恒星です。全天では4番目程度に明るい星にあたり、オレンジ色の鮮やかな輝きが特徴です。見かけの等級は約−0.05等で、春から初夏にかけての夜空に高く昇ります。
アークトゥルスは赤色巨星(K型巨星)に分類されます。太陽の約25倍の直径を持ち、光度は太陽の約100倍以上とされています。一方で質量は太陽とほぼ同程度であり、星の進化の末期段階にある天体です。地球からの距離は約37光年です。
天文学的に注目される点としては次のものがあります。
- 太陽系に対して比較的速い固有運動(空間速度)を持つことが知られており、太陽系とは起源の異なる「ヘロー天体」の可能性が指摘されている
- 金属量(水素・ヘリウム以外の元素の量)が太陽より少なく、古い世代の星と考えられている
- 1933年のシカゴ万博では、アークトゥルスからの光を光電管で受けて会場のライトを点灯する演出が行われ、話題を呼んだ
名前はギリシャ語で「熊の番人」を意味し、北斗七星の柄の延長線上に見つかることから「アークトゥルスまで春の大曲線を描く」という星の探し方がよく知られています。春の星空観察の目印として最適な恒星です。
使い方・例文
春の夜に北斗七星の柄のカーブを延ばして目を動かすと、オレンジ色に輝くアークトゥルスに行き着き、これが星座観察の「春の大曲線」として有名です。
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