アントワーヌ・ブールデルとは?
あんとわーぬぶーるでる
アントワーヌ・ブールデルは、力強い表現主義的彫刻で知られるフランスの彫刻家で、ロダンのアシスタントとして経験を積みながら独自の記念碑的様式を確立しました。
アントワーヌ・ブールデル(Antoine Bourdelle、1861〜1929年)は、フランスのモントーバンに生まれた彫刻家・画家・教育者です。長年オーギュスト・ロダンのアシスタントとして腕を磨き、ロダンの有機的・動的な表現から多くを学びながらも、より建築的でゴシック的な緊張感のある独自様式を打ち立てました。
代表作の一つ『弓を引くヘラクレス』(1909年)は、全身に力が満ちた動的な瞬間をとらえており、神話的英雄のエネルギーを躍動感あふれる造形で表現しています。シャン=ゼリゼ劇場のファサード浮彫りなど建築と彫刻を融合させた仕事も多く、モニュメンタルな公共芸術への貢献が大きいです。
教育者としても傑出しており、パリのアカデミー・ド・ラ・グランド・ショミエールで多くの学生を指導しました。教え子にはアルベルト・ジャコメッティ、フェルナン・レジェらが名を連ねており、20世紀彫刻の重要な師匠として位置づけられています。
パリのブールデル美術館は彼のアトリエを改装したもので、数百点の作品とともに当時の制作環境を今に伝えています。
使い方・例文
「『弓を引くヘラクレス』はブールデルの代表作として美術教科書に頻出し、筋肉の緊張と解放の瞬間を彫刻で表現する手法の好例として紹介されます。」
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