表現主義とは?
ひょうげんしゅぎ
表現主義とは、20世紀初頭にドイツを中心に起こった芸術運動で、外界の客観的描写よりも内面の感情を強調する表現スタイルです。
表現主義(エクスプレッショニズム)は、20世紀初頭にドイツ語圏を中心に広がった芸術・文化運動です。印象主義が外部世界を感覚的に捉えることを重視したのに対し、表現主義は作家の内面感情や主観的体験を強く打ち出し、対象を歪めたり誇張したりすることで心理的真実を表現しようとしました。
絵画では、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーらが結成した「ブリュッケ」、カンディンスキーらの「青騎士」が代表的なグループです。鮮烈な色彩、大胆な線、歪んだ形態が特徴で、エドヴァルト・ムンクの作品もその先駆として位置づけられます。
文学・演劇・映画にも波及し、映画では『カリガリ博士』のような、現実を歪めた舞台装置と極端な明暗が印象的な作品が生まれました。また演劇では孤独・疎外・社会への反抗といったテーマが前面に出ます。
第一次世界大戦後の混乱期と重なり、時代の不安や矛盾を芸術として昇華する運動として大きな影響力を持ちました。現代のアート・音楽・映像作品にも表現主義的手法は受け継がれています。
使い方・例文
絵画の授業で「喜びや怒りの感情を色と形で表現しなさい」という課題が出る場面で、表現主義のアプローチが参考にされます。
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