アンダンテとは?
あんだんて
アンダンテとは、音楽の速度記号の一つで「歩くような速さで」という意味を持つイタリア語由来の言葉です。
アンダンテ(イタリア語:andante)は、クラシック音楽の楽譜に記される速度記号(テンポ指示語)の一つです。イタリア語で「歩く」を意味する動詞「andare」の現在分詞形で、「ゆっくりと、歩くような速さで」という演奏指示を表します。一般的にメトロノーム記号では1分間に約60〜80拍(♩= 60〜80)程度が目安とされますが、曲や時代によって解釈は異なります。
アンダンテは速度の区分において、遅い部類から中程度の間に位置します。主な速度記号を遅い順に並べると、ラルゴ(largo)→アダージョ(adagio)→アンダンテ(andante)→モデラート(moderato)→アレグレット(allegretto)→アレグロ(allegro)→プレスト(presto)となります。
アンダンテに関連した速度記号として以下のものがよく使われます。
- アンダンティーノ(andantino):アンダンテよりやや速いとも遅いとも解釈される。文脈による。
- アンダンテ・カンタービレ(andante cantabile):「歌うように歩く速さで」を意味し、チャイコフスキーの弦楽四重奏の第2楽章が有名。
アンダンテは交響曲やソナタの緩徐楽章(遅い楽章)でよく使われ、感情的・叙情的な表現を引き出すテンポです。初心者向けのピアノ曲や親しみやすいクラシック作品にも頻繁に登場します。
使い方・例文
ピアノ楽譜の第2楽章の冒頭に「Andante」と書かれていた場合、演奏者はゆっくりと落ち着いた歩くような速さで弾き始めます。
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