アンシャン・スタイルとは?
あんしゃんすたいる
アンシャン・スタイルとは、フランス料理における古典的・伝統的な調理様式や盛り付けのスタイルを指す言葉です。
アンシャン・スタイル(ancien style)は、フランス語で「古い様式」「旧来のスタイル」を意味し、料理の文脈ではクラシック・フランス料理の伝統的な調理法や盛り付け様式を指します。
19世紀にオーギュスト・エスコフィエが体系化した近代フランス料理(グランド・キュイジーヌ)以前の古典的な様式、あるいはそれ自体が「アンシャン・スタイル」として扱われる場合もあります。時代ごとに基準が異なるため、文脈によって指す時代・内容は変わります。
一般的にアンシャン・スタイルの特徴として挙げられるのは次のような点です。
- 濃厚なソース(ドゥミグラス・ベシャメルなど)を多用する
- 豪華な飾り付けや古典的なガルニチュール(付け合わせ)を重視する
- 大皿に盛り付けてテーブルで取り分けるサービス形式(アラ・フランセーズ)
- 調理工程が複雑で時間のかかる伝統技法の使用
現代のヌーベル・キュイジーヌ(新料理)との対比として語られることが多く、素材の風味を生かすシンプルな現代料理に対し、アンシャン・スタイルは格式と複雑さを象徴する表現として使われます。
使い方・例文
フランス料理のコースで「アンシャン・スタイルのポタージュ」と表記されていれば、昔ながらの製法で作られた濃厚で手の込んだスープであることを示している。
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