アングレサイトとは?
あんぐれさいと
アングレサイトとは、硫酸鉛(PbSO₄)からなる鉱物で、方鉛鉱の酸化により生成する二次鉱物として知られ、高比重と強い輝きが特徴です。
アングレサイト(Anglesite)は、化学式PbSO₄(硫酸鉛)で表される硫酸塩鉱物です。斜方晶系に属し、硫酸鉛の結晶構造はバライト(硫酸バリウム)と同型です。名称はイギリス・ウェールズのアングルシー島(Anglesey Island)に由来し、この地で良質な標本が発見されたことから命名されました。
アングレサイトの主な特徴は以下のとおりです。
- 比重:6.3〜6.4と非常に重い(鉛を多く含むため)
- 光沢:ガラス光沢〜金剛光沢で非常に高い輝きを持つ
- 色:無色・白色・灰色・黄色・緑色など多様
- 透明度:透明〜半透明のものが多い
- モース硬度:2.75〜3と比較的柔らかい
アングレサイトは通常、硫化鉛鉱物である方鉛鉱(ガレナ)が地表付近で酸化・風化することによって生成する二次鉱物です。そのため鉛鉱床の酸化帯(ゴッサン)でよく見られます。鉱物標本として美しい結晶が産出されることがあり、コレクターに人気がありますが、柔らかく割れやすいため取り扱いには注意が必要です。
かつては鉛の精錬原料の一つとして採掘されましたが、現代ではコレクター向けの鉱物標本として主に流通しています。主な産地はモロッコ(南部)、ナミビア、オーストラリア、アメリカなどです。
使い方・例文
鉛鉱山跡や鉱物標本の展示で、方鉛鉱(ガレナ)の表面が酸化して生じた白色・透明の重い結晶として紹介されます。比重が高く手にするとずっしりとした重さを感じる鉱物として知られています。
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