アンカースタビライザーとは?
あんかーすたびらいざー
アンカースタビライザーとは、船舶が錨(アンカー)を使用する際に錨鎖や錨の揺れ・衝撃を軽減し、安定した係留を補助する装置です。
アンカースタビライザーとは、船舶が錨泊(びょうはく)する際に生じる錨および錨鎖(アンカーチェーン)の揺動・衝撃・振動を吸収・抑制するために取り付けられる装置です。港や沿岸で船を安定させて停泊させるうえで重要な役割を果たします。
船が錨を下ろして停泊する際、波・風・潮流によって船体が揺れると、錨鎖に断続的な大きな張力がかかります。この衝撃が繰り返されると錨鎖や船首部の機器に損傷が生じる可能性があります。アンカースタビライザーはこの衝撃を緩和し、以下のような効果をもたらします。
- 錨鎖への急激な張力集中を防ぎ、機器の寿命を延ばす
- 係留中の船体の動揺を抑えて乗員・乗客の快適性を向上させる
- 錨の走錨(ずびょう)リスクを低減する
- 小型船・プレジャーボートでは簡易型の装置が普及している
アンカースタビライザーの構造は製品によって異なりますが、ゴムや油圧を利用したダンパー機構が一般的です。プレジャーボート向けには、錨鎖の途中に取り付けるスプリング式のシンプルな製品も市販されています。商業船や大型船では船首のホーズパイプ付近に専用の装置が組み込まれることもあります。安全で快適な錨泊を実現するための実用的な装備として、さまざまな規模の船舶に用いられています。
使い方・例文
プレジャーボートのオーナーが湾内での一夜錨泊に備えてアンカースタビライザーを装備し、波の揺れによる錨鎖の衝撃音と緩みを軽減しました。
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