アレロパシーとは?
あれろぱしー
アレロパシーとは、植物が放出する化学物質が他の植物や生物の成長・発芽に影響を与える現象のことです。
アレロパシー(allelopathy)とは、ある植物が根・葉・茎・種子などから放出する化学物質(アレロケミカル)が、周囲の他の植物や微生物の生育を抑制あるいは促進する現象です。ギリシャ語で「互いに傷つける」を意味する言葉に由来します。
アレロケミカルは土壌中への滲出、葉からの揮発、落ち葉の分解など、さまざまな経路で環境に放出されます。代表的な物質には以下のようなものがあります。
- フェノール類:多くの植物が生産する抑制性物質
- テルペン類:セージやユーカリなどが揮発させる成分
- タンニン:土壌中で分解され他植物の発芽を妨げる
- ジュグロン:クルミが根から分泌し周辺植物を枯らす物質
アレロパシーは自然界では植物間の競争や群落形成に影響し、特定の植物が広い範囲を独占する一因にもなります。農業においては、雑草の抑制(他感作用の利用)や作物間の相性(コンパニオンプランツ)として応用が研究されています。一方、連作障害の原因の一つとしても知られています。
除草剤への依存を減らす持続可能農業の観点から、アレロパシーを活用した天然除草への関心が高まっています。
使い方・例文
クルミの木の周囲にはジュグロンという物質が分泌されるため、トマトやリンゴなどが育ちにくくなることは、アレロパシーの身近な例としてよく知られています。
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