本文へスキップ

アルルの古代遺跡群とは?

あるるのこだいいせきぐん

アルルの古代遺跡群とは、フランス南部の都市アルルに残るローマ時代の円形闘技場・劇場・浴場などの遺跡の総称で、ユネスコ世界文化遺産です。

アルルの古代遺跡群は、フランス南部プロヴァンス地方のアルル市(Arles)に残る古代ローマ時代の建造物・遺跡の集合体です。1981年にユネスコの世界文化遺産「アルルのローマ遺跡とロマネスク建築物」として登録されました。

アルルはローマ帝国の属州ガリア(現在のフランス)における重要な都市のひとつで、紀元前1世紀頃から都市として繁栄しました。カエサルの支持者として台頭し、帝政期にはローマ本国と南ガリアを結ぶ交易・行政の拠点として機能しました。その繁栄を反映する大規模な建造物群が今日まで良好な状態で残っています。

世界遺産を構成する主な遺跡を挙げると以下の通りです。

  • 円形闘技場(アレーナ):1〜2世紀頃の建設と推定され、約2万人を収容できた。現在も闘牛や野外コンサートに使用
  • 古代劇場(シアター・アンティーク):オーギュスト帝の時代に建てられた半円形の大劇場跡
  • コンスタンティヌス浴場:4世紀のローマ皇帝コンスタンティヌス1世が建造した大型浴場の遺構
  • アリスカン(古代墓地):初期キリスト教時代から中世にかけて使われた石棺の並ぶ墓域

また画家フィンセント・ファン・ゴッホが1888〜89年にアルルに滞在し、多くの名作を残したことでも知られており、古代ローマの遺産と近代芸術の両面から観光客を引き寄せる独自の魅力を持っています。

使い方・例文

「アルルの円形闘技場は、ローマ時代に建設されたにもかかわらず今も現役の会場として使われており、遺跡と日常生活が共存するアルルの独特な文化を体現している」という文脈で使われます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語