バールベックとは?
ばーるべっく
バールベックとは、レバノン東部に位置する古代都市遺跡で、ローマ時代に建てられた巨大な神殿群が残り、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
バールベック(Baalbek)は、レバノン東部のベカー高原に位置する都市で、古代から現代まで継続的に人が暮らしてきた歴史の深い場所です。フェニキア時代から信仰の中心地であり、古代にはバアル神を祀る聖地として栄えました。
現在バールベックが世界的に知られているのは、ローマ帝国時代に建てられた巨大な神殿群です。紀元前1世紀から紀元後3世紀にかけて建設されたこれらの神殿は、古代ローマ建築の中でも最大規模のものに属します。主要な遺構には以下のものがあります。
- ジュピター神殿:列柱の高さが約20メートルにも達し、往時は54本の柱が並んでいたが、現在は6本が残存する
- バッカス神殿:保存状態がよく、彫刻で飾られた壁面や柱が残っている
- ヴィーナス神殿:円形の小規模な神殿で独特の形状を持つ
これらの神殿群は1984年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。神殿の基壇には巨大な石材(トリリトン)が使われており、その重さは1000トン近いものもあるとされ、古代の建築技術の粋を示しています。
現在もバールベックでは夏に音楽祭が開催されており、神殿を背景に世界的なアーティストが公演するイベントとして知られています。
使い方・例文
世界遺産や古代ローマ建築を紹介する書籍・旅行ガイドで、中東最大規模のローマ神殿遺跡として必ず取り上げられます。
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