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アルハンブラ宮殿とは?

あるはんぶらきゅうでん

アルハンブラ宮殿とは、スペイングラナダに築かれたイスラム王朝ナスル朝の宮殿・要塞複合施設で、精緻なアラベスク装飾と水の庭園が世界的に名高い建造物です。

アルハンブラ宮殿(Alhambra)は、スペイン南部アンダルシアグラナダの丘の上に位置するイスラム系建築の宮殿・城塞複合施設です。アラビア語で「赤い城」を意味する名称をもち、13〜14世紀かけイベリア半島最後のイスラム王朝であるナスル朝が整備・拡張しました。

施設は大きく以下の区域に分かれています。

  • アルカサバ(軍事要塞部分):最古の部分で防衛機能を担う
  • ナスル朝宮殿群:外交の間「メスアール」、謁見の間「コマレス宮」、後宮「ライオン宮」などを含む中枢部
  • ヘネラリフェ(夏の離宮):段丘式の庭園と水路が美しい別荘区
  • カルロス5世宮殿:レコンキスタ後に増設されたルネサンス様式の建物

内部装飾の最大の特徴は、幾何学模様・植物文様・アラビア文字を組み合わせた「アラベスク」彫刻を壁面・天井・柱に隙間なく施した美術工芸の粋です。「ライオンの中庭」では124本の細い白大理石柱が回廊を構成し、中央に12頭のライオン像をもつ噴水が置かれています。水はイスラム建築において楽園の象徴とされ、細い水路と噴水が宮殿全体に張り巡らされています。

1492年のレコンキスタ完成によりキリスト教王国に接収された後も破壊を免れ、現在はユネスコ世界文化遺産に登録されています。アンダルシア地方を代表する観光地であり、入場チケットは数週間前から予約が必要なほどの人気を誇ります。

使い方・例文

ギタリストのフランシスコ・タレガが作曲した「アルハンブラ宮殿の思い出」は、その幻想的な建築と庭園から着想を得た作品として世界中のクラシックギター奏者に愛奏されています。

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