アルテミジア・ジェンティレスキとは?
あるてみじあじぇんてぃれすき
アルテミジア・ジェンティレスキとは、17世紀イタリアのバロック絵画を代表する女性画家で、力強い女性像と劇的な明暗表現で知られる先駆的な存在です。
アルテミジア・ジェンティレスキ(1593〜1656年頃)は、イタリア・バロック期を代表する女性画家で、カラヴァッジョの強烈な明暗法(キアロスクーロ)を受け継ぎながら独自の力強い様式を確立しました。ローマで画家の父オラツィオ・ジェンティレスキのもとで技術を習得し、10代から卓越した才能を発揮しました。
作品の最大の特徴は、旧約聖書や神話の女性英雄を主役に据え、毅然たる意志と肉体的行動力を持つ存在として描いた点にあります。代表作『ユディトとホロフェルネス』では、敵将の首を断つユディトを生々しく力強く表現し、同主題を扱った多くの男性画家の作品と一線を画します。
彼女の生涯は苦難とも切り離せません。若年期に画家アゴスティーノ・タッシによる性的暴行を受け、裁判での公開尋問という屈辱を経験しました。この経験が、女性の強さや抵抗を描く彼女の主題選択に深く結びついていると考えられています。
フィレンツェ、ヴェネツィア、ローマ、ナポリ、ロンドンと各地の宮廷で活躍し、アカデミア・デル・ディゼーニョへの女性初の会員として認められました。20世紀以降、フェミニズム美術史研究の進展とともに再評価が進み、現在では西洋美術史を代表する画家の一人として世界中の美術館に作品が収蔵されています。
使い方・例文
「アルテミジア・ジェンティレスキの作品は、力強い女性像と劇的な構図で知られ、バロック絵画の展覧会では必ず注目を集める存在です。」
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