バロック絵画とは?
ばろっくかいが
バロック絵画とは、17世紀を中心にヨーロッパで栄えた、光と影の強烈な対比・躍動感・劇的表現を特徴とする絵画様式です。
バロック絵画は、16世紀末から18世紀初頭にかけてイタリアを起点にヨーロッパ各地へ広まった絵画様式です。「バロック」の語源はポルトガル語で「不規則な形の真珠」を意味するとも言われ、当初は批判的な意味を含んでいましたが、現在は一時代の芸術様式を指す用語として定着しています。
バロック絵画の最大の特徴はキアロスクーロ(明暗法)の劇的な活用にあります。強烈な光と深い影の対比によって、人物や情景を舞台照明のように浮かび上がらせ、観る者に感情的な衝撃を与えます。また、対角線的な構図や渦を巻くような動きの表現、臨場感あふれる瞬間の切り取りも特徴的です。
バロック絵画は宗教改革への対抗(対抗宗教改革)と深く結びついており、カトリック教会が一般信徒の心を動かすため、感情に訴える力強い宗教画を奨励しました。主要な画家として次の名前が挙げられます。
- カラヴァッジョ(明暗法の創始者的存在)
- レンブラント(オランダ)
- ルーベンス(フランドル)
- ベラスケス(スペイン)
- フェルメール(オランダ)
バロック絵画は宗教画だけでなく、肖像画・静物画・風俗画など幅広いジャンルにわたり、ヨーロッパ絵画の発展に深い足跡を残しました。
使い方・例文
カラヴァッジョの「聖マタイの召命」は、深い暗闇の中から差し込む光の劇的な表現でバロック絵画の真髄を示しています。レンブラントの肖像画も、柔らかい光と影の扱いでバロック様式の傑作とされています。
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