アムリタ・シェルギルとは?
あむりたしぇるぎる
アムリタ・シェルギルとは、インドとヨーロッパの美術を融合させた独自の画風で知られる20世紀初頭のインドを代表する女性画家です。
アムリタ・シェルギル(Amrita Sher-Gil、1913〜1941年)は、ハンガリー人の母とインド人のシク教徒の父の間にブダペストで生まれ、インドで育った画家です。短命でありながらも、インド近代美術の礎を築いた「インドのフリーダ・カーロ」とも称される存在です。
幼少期からヨーロッパで美術教育を受け、パリのエコール・デ・ボザールで学びました。ポール・ゴーギャンやポスト印象派の影響を受けながらも、インドに戻ってからはアジャンター石窟の壁画やムガール細密画に強いインスピレーションを得て、独自の様式を確立しました。
作品の主な特徴は次の通りです。
- インドの女性・農村の人々を中心にした人物表現
- 抑制された色彩と静謐で内省的な雰囲気
- 西洋の油絵技法とインドの美的感覚の融合
- 社会的弱者・農民の日常を品位をもって描く視点
1941年に28歳という若さで急逝しましたが、残した作品群はインド政府によって「国家遺産」に指定されています。インド近代美術を語る上で欠かせない先駆者として現在も高く評価されています。
使い方・例文
インド美術の歴史や近代絵画を調べる際、「アムリタ・シェルギルはインドとヨーロッパの美術を橋渡しした存在だ」のように紹介されます。
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