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アマモ場とは?

あまもば

アマモ場とは、浅海の砂泥底に海草のアマモが群生して形成される藻場のことで、多くの海洋生物の産卵・育成場所として重要な海中の生態系です。

アマモ場とは、アマモ(Zostera marina)をはじめとする海草類が浅い海底に群生して作り出す藻場(もば)の一種です。「海のゆりかご」とも呼ばれ、多様な海洋生物が生活の場として利用する重要な沿岸生態系を形成します。

アマモは海草(かいそう)であり、海藻(かいそう・コンブワカメなど)とは異なります。海草は真の植物(被子植物)であり、根・茎・葉を持ち、光合成を行いながら海底の砂泥に根を張って生育します。アマモ場は主に水深数メートルまでの透明度の高い浅海に形成されます。

アマモ場の生態学的機能は多岐にわたります。

  • 産卵・育成場所:タイ・スズキ・ニシンなど多くの魚類がアマモ場を産卵・稚魚の生育場所として利用します。
  • 餌場:甲殻類・貝類・ウニ・海鳥など多様な生き物が有機物や微生物を摂食します。
  • 水質浄化:葉が懸濁物を吸着し、根が底質を安定させ、窒素・リンの吸収による富栄養化の緩和にも貢献します。
  • ブルーカーボン:炭素を長期間固定する能力が注目され、気候変動対策の観点からも評価されています。

日本各地の沿岸ではかつてアマモ場が広く分布していましたが、埋め立て・水質悪化・光量不足などによって大幅に減少しています。近年は各地でアマモの種や苗を移植する再生活動が行われており、地域の漁業者・市民・行政が連携した保全活動が進んでいます。

使い方・例文

環境学習や海洋保全の授業では「アマモ場は水産資源の維持に欠かせない海中の生態系であり、その再生活動が全国各地で取り組まれている」と紹介されます。

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