アボガドロ定数とは?
あぼがどろていすう
アボガドロ定数とは、物質1モルに含まれる粒子(原子・分子・イオンなど)の個数を示す定数で、約6.022×10²³個です。
アボガドロ定数(Avogadro constant)は、物質量の単位「モル(mol)」と実際の粒子数を結びつける比例定数です。現在の国際単位系(SI)では、1モルの物質に含まれる構成粒子の数が約6.02214076×10²³個と厳密に定義されており、この値がアボガドロ定数(記号:Nₐ)です。
この定数の名称は、19世紀イタリアの科学者アメデオ・アボガドロにちなんでいます。アボガドロは「同温・同圧のもとでは、種類を問わず同体積の気体には同数の分子が含まれる」という仮説を提唱しましたが、アボガドロ定数の数値を正確に測定したのは後の科学者たちです。
アボガドロ定数を使うと、ミクロな粒子の世界とマクロな物質量を行き来できます。たとえば、水(H₂O)の分子量は18なので、18グラムの水には約6.02×10²³個の水分子が含まれることになります。化学計算においては欠かせない基本定数であり、次のような場面で用いられます。
- 化学反応の量論計算(反応物・生成物の物質量の比較)
- 気体の状態方程式と粒子数の換算
- 電気化学における電子数とモル数の計算
- 熱力学・統計力学での粒子集合の扱い
2019年のSI改訂以降、アボガドロ定数は測定値ではなく定義値として固定されています。この定数の理解は高校化学から大学の物理化学まで幅広く必要とされます。
使い方・例文
「水素原子1モル分の質量は約1グラムであり、その中にはアボガドロ定数個(約6.02×10²³個)の水素原子が存在する」という形で化学の計算問題に登場します。
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