アフターバーナーとは?
あふたーばーなー
アフターバーナーとは、ジェットエンジンの排気に燃料を追加噴射して再燃焼させ、短時間で推力を大幅に増加させる装置です。
アフターバーナー(Afterburner)は、主にジェット戦闘機や一部の高性能航空機に搭載される推力増強装置です。「再燃焼器」や「オーグメンター」とも呼ばれ、ガスタービンエンジンの通常燃焼後に残る未燃焼の酸素を利用して、排気ノズル前段で追加の燃料を噴射・燃焼させることで推力を大幅に高めます。
通常のジェットエンジンでは、タービンを通過した排気ガスにはまだ酸素が残っています。アフターバーナーはこの酸素を活用し、エンジン後部の燃焼室(アフターバーナー筒)で追加燃焼を起こします。これによって推力は通常の1.5〜2倍程度に達することがあります。
アフターバーナーの特徴として以下が挙げられます。
- 超音速飛行や急激な加速が必要な場面(離陸・空中戦)での短時間使用が主
- 燃料消費量が通常飛行の数倍に跳ね上がるため、継続使用には向かない
- 点火時に特徴的な火炎と轟音が生じ、後部ノズルから炎が噴出する
- 民間旅客機では燃費効率の観点から採用されず、軍用機が中心
コンコルドのような超音速旅客機や戦闘機(F-15・F-16・Su-27など)に搭載されてきました。アフターバーナー使用時の燃焼音は非常に大きく、軍の航空ショーでは観衆が特に注目する場面の一つです。エンジン技術の発達により、現代の第5世代戦闘機(F-22・F-35など)では超音速巡航(スーパークルーズ)がアフターバーナーなしで可能になるものも登場しています。
使い方・例文
「離陸直後にパイロットがアフターバーナーを点火すると、機体は瞬時に加速し、エンジン後部から橙色の炎が吹き出した。」
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