超音速巡航とは?
ちょうおんそくじゅんこう
超音速巡航とは、航空機がアフターバーナー(再燃焼装置)を使わずに音速を超えた速度で長時間巡航飛行できる能力のことです。
超音速巡航(ちょうおんそくじゅんこう、supercruise)とは、軍用機や特殊な航空機が、アフターバーナーなどの推力増強装置を使用せずに音速(マッハ1)を超えた速度での巡航飛行を持続できる能力を指します。
通常の戦闘機も最高速度ではマッハ2以上に達するものがありますが、その際にはアフターバーナーを使用するため燃料消費が著しく増大し、短時間しか維持できません。超音速巡航はドライ推力(アフターバーナーなし)だけで音速超を維持できることが要件であり、作戦行動半径の大幅な拡大と燃料消費の抑制を両立します。
超音速巡航が可能な機体の主な特徴は以下のとおりです。
- 高バイパス比を抑えた高推力ターボファンエンジンを搭載
- 空気抵抗を最小化した細長い胴体・薄い翼の設計
- 兵装などを機体内部(内装式ウェポンベイ)に収納して抗力を低減
超音速巡航を実現した代表的な機体としては、アメリカのF-22ラプター(マッハ1.8程度)やF-35(マッハ1.2程度)、イギリス・ドイツ・イタリア・スペインが共同開発したユーロファイター・タイフーンなどが挙げられます。民間機ではコンコルドが超音速巡航を実現した唯一の量産旅客機として知られています。超音速巡航能力は現代の第五世代戦闘機の重要な性能要件の一つとされています。
使い方・例文
第五世代戦闘機の性能紹介や軍事航空の解説記事で、「アフターバーナーなしにマッハ1.8で巡航できる」という文脈で登場します。
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