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アディティブシンセシスとは?

あでぃてぃぶ しんせしす

アディティブシンセシスとは、複数の正弦波を足し合わせることで複雑な音色を合成する音響合成の手法です。

アディティブシンセシス(Additive Synthesis、加算合成)とは、複数の正弦波(サイン波)を積み重ねることで、複雑な波形や音色を作り出す音響合成の基本手法です。フーリエ解析の理論に基づいており、あらゆる周期的な波形は無数の正弦波の和として表現できるという原理を逆用しています。

アナログの減算合成が倍音豊富な波形から不要な成分を削る「彫刻」に例えられるのに対し、アディティブシンセシスは必要な倍音成分を一から積み上げる「絵画」に近いアプローチです。各正弦波のパーシャル(部分音)について、周波数・振幅・位相を個別に制御することで、理論上は任意の音色を再現できます。

アディティブシンセシスの主な特徴と課題は以下のとおりです。

  • 精密な倍音制御により自然楽器音の模倣が可能
  • 音色変化を時間軸(スペクトル包絡)で細かく設定できる
  • 多数のパーシャルを扱うため計算コストが高い
  • 操作パラメーターが多く、直感的な音作りが難しい

代表的なアディティブシンセサイザーにはYamaha GS1やKawai K5などがあります。また、コンピューターの普及によってソフトウェアベースの実装も広がり、Cameleonや現代のスペクトル合成エンジンなどに応用されています。オルガン音源のドローバー方式も、アディティブシンセシスの一形態として捉えることができます。

使い方・例文

パイプオルガンのドローバーを引き出して音色を作る操作は、アディティブシンセシスの直感的な例です。各ドローバーが特定の倍音成分の強さを調整しており、それを足し合わせて最終的な音色を形成しています。

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