フーリエとは?
ふーりえ
フーリエは、任意の周期関数を三角関数の和で表す「フーリエ解析」を創始した19世紀フランスの数学者・物理学者です。
ジョゼフ・フーリエ(Joseph Fourier、1768〜1830年)は、フランスの数学者・物理学者です。オーセールに生まれ、フランス革命期には政治にも関与しましたが、ナポレオンのエジプト遠征にも随行するなど波乱の生涯を歩みました。
フーリエの最大の業績は、フーリエ解析(フーリエ級数・フーリエ変換)の創始です。彼は熱伝導の研究から出発し、熱の伝わり方を記述する偏微分方程式(熱方程式)を解くために、「どんな周期関数も正弦・余弦の無限和で表せる」という画期的なアイデアを提案しました。これは著書『熱の解析的理論』(1822年)にまとめられています。
フーリエ解析は現在、次のような広範な分野で不可欠な道具となっています。
- 音声・音楽信号の分析と圧縮(MP3など)
- 画像処理・JPEG圧縮
- 無線通信・電気回路の解析
- 気象・地震波の分析
- 量子力学の計算
また、フーリエはエジプト遠征の成果をまとめた大著『エジプト誌』の編集長も務めており、科学者と行政官の両面で活躍した人物でもあります。現代科学技術の多くの場所に「フーリエの遺産」が息づいています。
使い方・例文
スマートフォンの音声認識や音楽再生アプリは、フーリエ変換を使って音の周波数成分を分析・処理しており、「フーリエ変換で音声をスペクトル表示する」という表現で日常的に活用されています。
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