本文へスキップ

アッタッカとは?

あったっか

アッタッカとは、楽章や曲の終わりで休止を置かず、直ちに次の楽章や曲へと続けて演奏するよう指示する音楽用語です。

アッタッカ(Attacca)はイタリア語の動詞「attaccare(攻める・取りかかる)」に由来し、楽譜上に記される演奏指示のひとつです。ある楽章や曲段落の終わりに記され、「間を置かずに直ちに次へ続けよ」という意味を持ちます。

通常、交響曲室内楽曲などの多楽章形式の作品では、楽章と楽章の間に一定の間(ま)が設けられ、演奏者が呼吸を整えたり、聴衆が拍手をしたりします。しかしアッタッカの指示がある場合、その間を完全に省いて次の楽章へ流れ込むように演奏します。これにより、音楽的な緊張感や連続性が保たれ、作曲家が意図した劇的な効果が生まれます。

「アッタッカ・スビト(attacca subito)」という形で記される場合もあり、「すぐに」という強調が加わります。代表的な使用例として以下が挙げられます。

  • ベートーヴェンの交響曲第5番(第3楽章から第4楽章へ)
  • シューマンのピアノ協奏曲(第1楽章から第2楽章へ)
  • ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」など多くのピアノ曲

聴衆にとってもアッタッカは印象的な瞬間となり、中断なく音楽が流れ込む驚きと緊迫感が楽曲の魅力を高めます。

使い方・例文

「第3楽章の終わりに『attacca』と記されていたため、オーケストラは拍手を待たず即座にフィナーレへと突入した」というように、演奏上の指示として使われます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語