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アッシニャとは?

あっしにゃ

アッシニャとは、フランス革命期に発行された紙幣で、国有化した教会財産を担保として発行されましたが、乱発により激しいインフレを引き起こした歴史的な通貨です。

アッシニャ(Assignat)は、フランス革命期の1789年から1796年にかけて発行された紙幣強制通用力を持つ政府紙幣)です。革命政府が財政難を打開するため、国有化した教会・亡命貴族の土地財産を担保として発行しました。

発行の背景には、革命後の財政崩壊がありました。ブルボン王朝からの莫大な負債と戦費を抱えた革命政府は、1789年に教会財産を没収し、それを裏付けとする証書を発行したのがアッシニャの始まりです。当初は土地購入のための証書的性格を持っていましたが、やがて一般流通する紙幣として機能するようになりました。

問題は発行量の急増です。財政需要に迫られた政府は増刷を繰り返し、担保となる土地の実際の価値をはるかに超える量のアッシニャが市場に流通しました。その結果、深刻なインフレーションが発生し、アッシニャの価値は急落しました。物価上昇と通貨不信は民衆の生活を直撃し、社会不安を増大させました。

1796年にはほぼ無価値となったアッシニャは廃止され、後継通貨マンダに置き換えられましたが、こちらも短命に終わりました。アッシニャは経済史において、担保なき紙幣乱発が招くインフレの典型例として繰り返し引用される存在です。

使い方・例文

アッシニャという語は、経済史・フランス革命史の授業や書籍で登場します。たとえば「フランス革命期のアッシニャは歴史上最初期の紙幣インフレ事例のひとつとして研究されている」のように使われます。

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